人生の主人公として生きる
2020/07/22
人間は何のために生きているのでしょうか?
不平不満や愚痴をこぼす人の話を聴くと、他人の考えや価値観に振り回されて生きているように見えます。
何か上手くいかなかったり、思い通りにならない事があると、自分が被害者であるかのように他人や環境のせいにします。
また、あたかも自分は無力であるように感じてしまう方も多いようです。
自分が本当にやりたいこと、心の底から望んでいることに気がついて、自分の意志で行うことが出来れば、結果がどうであれそれ程後悔しないのではないでしょうか?
思い通りにならなかったとしても、それはきっと学びになり、次のステップに繋がる力になるはずです。
問題は親が子に対して、教師が生徒に対して、上司が部下に対して「教える」ことはしても、本人の可能性を「引き出す」ことが出来ていないケースが多いことです。ましてや教える側が、教えた通りに出来ない人をその人間性まで低く評価してしまう場合、その人の可能性に蓋を閉めてしまい、人生に悪影響を及ぼすかもしれません。
私がコーチングを推奨する理由は、その人が本来持っている潜在能力に光を当て、本人自らが気づき、誰かに言われるのではなく、自発的に行動できるようになるからです。
物事を自発的・主体的に取り組む習慣が身に付けば、被害者ではなく人生の主人公として生きることができるようになります。
人間の本質的な幸せは、外的に豊かな生活よりも、自分が自分を認め、自由な心で、納得のいく生き方ができることだと感じます。
人生は自分探しの旅であり、自己実現が出来た分だけ喜びがあり、生きがいを感じるのだと思います。
写真:anieto2k、Luxt Design